浜松市の屋根葺き替え｜ 助成金がなくても費用を抑える方法

こんにちは！

プロタイムズ浜松東店・株式会社セントラル・ペイントです。

浜松市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装を行なっております。

雨漏りが気になり、屋根の葺き替え工事について調べてみたら、費用の高さに驚かれた方も多いのではないでしょうか。100万円を超えることも珍しくなく、「助成金があれば助かるのに…」と思われる方も少なくありません。

しかし、2025年９月現在、浜松市では屋根の葺き替え工事に利用できる助成金制度はありません。

がっかりされるかもしれませんが、助成金以外にも、屋根葺き替え工事の費用を賢く抑える方法はあります。

この記事では、浜松市で屋根の葺き替えを検討中の方に向けて、なぜ葺き替え工事が高額になるのか、その理由や工法・カバー工法との違い、さらに助成金以外の費用を抑える方法を解説します。

1. 浜松市で屋根葺き替えに使える助成金はある？

屋根の葺き替えは100万円を超える大きな費用がかかるため、「できれば助成金を利用したい」と考えるのは当然です。

しかし、2025年９月現在、浜松市では屋根の葺き替え工事に適用される助成金制度は設けられていません。

耐震改修や省エネリフォームなど、特定の条件を満たす工事に対する補助金はあります。ただし、屋根の葺き替えそのものがすべて補助対象になるわけではありません。耐震性向上の目的や構造上の条件、屋根の全面改修かどうかなど、細かい要件があります。

詳細は浜松市の公式サイトをご確認ください。

浜松市公式サイト｜ 木造住宅耐震補強助成事業

浜松市公式サイト｜ 耐風改修助成事業

2. 屋根の葺き替えとは？ 工法・費用・カバー工法との違い

屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換するリフォーム方法です。屋根材の下にある防水シートや下地も新しくするため、屋根全体が新築時と同じ状態に戻ります。

葺き替えとカバー工法のメリット・デメリット

屋根の主なリフォーム方法には、「葺き替え工事」と「カバー工法」があります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較してみましょう。

＜ 葺き替え工事 ＞

既存の屋根材をすべて撤去し、防水シートや下地も含めて新しくする工法。

屋根全体が新築同様の状態に戻る。

＜ カバー工法 ＞

既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる工法。

工期が短く、費用も抑えやすいが、下地の補修はできない。

どちらの工法がご自宅に最適かを見極めるためには、専門家による正確な診断が欠かせません。

葺き替え工事とカバー工法の違い

最も大きな違いは、既存の屋根材を撤去するかどうかです。

葺き替えはすべての屋根材を剥がすため、下地の状態を確認し、腐食している部分を補修できます。一方、カバー工法は既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねるため、下地の補修ができません。

葺き替え工事の費用相場

屋根葺き替え工事の費用は、屋根の広さや材質によって変動しますが、一般的に100万〜250万円が目安です。この費用には、新しい屋根材の費用に加えて、既存の屋根材を撤去・処分する費用や、足場代、人件費などが含まれます。

特に、2004年以前に製造された屋根材にアスベストが含まれている場合、撤去費用が高額になることがあります。葺き替え工事は高額になるため、本当に葺き替えが必要なのかを専門家に診断してもらい、ご自宅に最適な工法を選ぶことが大切です。

3. 助成金がなくても費用を抑える方法

浜松市に屋根葺き替え工事に使える助成金制度はありませんが、費用を抑える方法は他にもあります。いくつかのポイントを押さえるだけで、自己負担額を大きく減らすことができます。

相見積もりを徹底する

複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」は、費用を抑える有効な方法です。

同じ工事内容でも会社によって価格は大きく異なります。３社程度から見積もりを取り、価格だけでなく、工事内容や保証、担当者の対応などを比較することで、適正価格を把握し、信頼できる会社を見極めることができます。

火災保険を活用する

劣化の原因が、台風や強風、雹（ひょう）などの自然災害による損傷だと認められた場合は、火災保険が適用される可能性があります。この場合、葺き替え工事の一部の費用を保険金で賄えるため、自己負担を軽減できます。

ただし、火災保険で工事費用が全額補償されることはなく、自然災害による損傷部分の修復が対象となります。

外壁塗装などと同時施工する

屋根の葺き替え工事では、建物の周りに足場を組む必要があります。

足場代は、一般的な30坪程度の住宅では15万〜20万円ほどかかりますが、屋根工事と外壁塗装を同時に行なえば、足場代が一度で済み、大幅なコスト削減につながります。

築20年以上のご自宅であれば、外壁もメンテナンス時期を迎えていることが多いため、まとめての工事がおすすめです。

適切なタイミングでメンテナンスする

屋根に異変を感じたときが、葺き替えの最適なタイミングです。雨漏りなどのトラブルを放置すると、下地や構造材まで腐食が進み、修理費用がさらに高額になってしまいます。

早めの点検と適切なメンテナンスが、将来的なコストを抑える一番の近道です。

4. 葺き替えの成功を左右する会社選び｜ 信頼できる会社の見極め方

100万円を超える高額な費用がかかる屋根の葺き替えは、一度の判断ミスが大きな損失につながりかねません。大切な住まいを守るために、信頼できる会社を見極めるポイントをしっかり押さえておきましょう。

○ 診断力と豊富な施工実績があるか

信頼できる会社は、丁寧に屋根の診断を行ないます。雨漏りの原因は何なのか、本当に葺き替えでしか解決できないのか、それともカバー工法や部分補修で十分なのかを、専門的な視点で判断してくれます。

また、診断結果の報告の際に、口頭だけでなく写真や映像を使って現状をわかりやすく説明してくれるかどうかも重要なポイントです。

屋根の葺き替え工事実績が豊富かどうかの確認も忘れてはいけません。ホームページなどで過去の施工事例をチェックし、葺き替え工事の経験が豊富かどうかを見極めることで、技術力や対応力を判断できます。

○ 保証内容やアフターフォローは充実しているか

屋根リフォームは、施工後も長期的なメンテナンスが必要です。そのため、契約前に保証内容やアフターサービスを必ず確認しましょう。

具体的には、工事の不具合に対する保証期間や、定期的な点検サービスがあるかどうかが重要です。万が一のトラブルに迅速に対応してもらえる体制が整っているかを確認することで、工事後も安心して暮らすことができます。

○ 担当者の対応や資格をチェック

見積もりや相談の段階で、担当者の対応をよく観察しましょう。

さらに、建設業許可の取得や、塗装技能士や外装劣化診断士といった資格を持つ職人が在籍しているかどうかも、信頼性を判断するうえでの一つの目安となります。資格を持つ職人がいる会社は、工事の品質や責任感が高い傾向にあります。

○ 地元に密着している会社か

費用を抑えるという観点から見ると、地元に密着した会社を選ぶ一番のメリットは、中間マージンが発生しないため工事費を抑えやすいことです。

さらに、地域の気候や住宅事情に精通しているため、その土地に合わない無駄な工事を避け、的確な提案を受けられるのも費用削減につながる大きな安心です。加えて、担当者と職人の連携がスムーズで工事の品質が安定しやすく、何かあったときにも迅速に駆けつけてもらえるため、結果的に長期的なコスト削減にもつながります。

診断力・豊富な実績・保証体制・資格の有無・地域密着性といった要素をしっかり見極めることが、工事を成功させるための大切なポイントです。

5. 本当に葺き替えが必要？ まずは屋根の状態を知ることから

雨漏りや屋根の劣化が気になると、すぐに「葺き替えが必要だ」と考えてしまいがちです。しかし、実は屋根の劣化状況によっては、葺き替え工事ではなく、屋根塗装やカバー工法で十分なケースも多くあります。

下地が腐食していない、軽度なひび割れや色あせだけであれば、費用を抑えられる塗装やカバー工法で済む可能性も十分あります。

最も大切なのは、ご自宅の屋根が今どのような状態にあるのかを、専門家の目で正しく判断することです。誤った診断で不必要な工事をしてしまわないためにも、まずは現状を知ることから始めましょう。そのうえで、火災保険の活用や外壁塗装との同時施工といった方法を取り入れることで、後悔のない屋根工事をよりお得に実現できます。

プロタイムズ浜松東店・株式会社セントラル・ペイントでは、一級塗装技能士や外装劣化診断士などの資格を持つ専門家が在籍しており、ドローンも活用した詳細な無料建物診断を行なっています。屋根の上の状態を写真や映像でわかりやすくご報告し、診断結果をもとに、葺き替え・カバー工法・屋根塗装の中から最適なプランをご提案します。

「葺き替えしかないのかも」と不安を感じている方も、まずは一度ご相談ください。お客様のご自宅にとって、一番良い解決策を一緒に見つけましょう。