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こんにちは!

プロタイムズ浜松東店・株式会社セントラル・ペイントです。

浜松市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装を行なっております。

 

外壁の塗り替えを検討していると、「プライマー」や「シーラー」といった専門用語を目にして、戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

どちらも下塗りの材料ですが、それぞれ役割が異なります。

下塗り材は、上塗り塗料の性能を最大限に引き出し、塗装を長持ちさせるために欠かせない材料です。もし、外壁の状態に合わない下塗り材を使ってしまうと、せっかく塗装をしても数年で剥がれてしまう、なんてことも。

この記事では、プライマーとシーラーの役割や違いを、外壁塗装のプロが分かりやすく解説します。さらに、見積書で確認すべきポイントや、信頼できる会社選びのコツについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. プライマーとシーラーとは? 基本の役割と位置づけ

外壁塗装は、一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3つの工程で成り立っています。最初に行なう「下塗り」は、『色を塗る』中塗りや上塗りとは違い、塗料と外壁をしっかり密着させるための大切な工程です。


その下塗りで使われる代表的な材料が「プライマー」と「シーラー」です。ここでは、この2つの違いや役割について解説します。

 

プライマー| 接着力を高めるための「密着材」

プライマーの主な役割は、接着性を向上させることです。特に、金属やプラスチック、ガラスなど、塗料が密着しにくい素材に塗装する際に使用されます。


下地と上塗り塗料の間に強力な接着層をつくり、塗料が剥がれにくく、長持ちする外壁に仕上げるために不可欠な材料です。

プライマーは次のような場合に使われることが多いです。

鉄、アルミニウムなどの金属部分
塩ビ(塩化ビニル樹脂)やFRP(繊維強化プラスチック)などのプラスチック素材
旧塗膜(古い塗料の層)が残っている場合

シーラー| 下地の状態を整える「調整材」

一方、シーラーの主な役割は、下地を補強し、塗料の吸い込みを止めることです。外壁のひび割れや劣化が進んだ箇所は、スポンジのように塗料を吸い込んでしまいます。

 

もしシーラーを使わなければ、中塗りや上塗りの塗料が外壁の劣化部分にどんどん吸い込まれてしまい、表面に十分な塗膜が残りません。シーラーを下塗りとして塗ることで吸い込みを防ぎ、塗料が均一に定着するように下地を整えるのです。また、ひび割れなどの細かい隙間を埋め、下地を強化する役割もあります。

シーラーは以下のような場合に使用されます。

モルタル、コンクリート、窯業系サイディングなどの吸水性がある素材
チョーキング(外壁を触ると白い粉が手につく)現象が起きている外壁
下地にひび割れや凹凸がある場合

このように、同じ下塗り材といっても役割はまるで違います。

 

なお、建物の状態によってはプライマーとシーラーを組み合わせて使用する場合もあります。

例えば、劣化が進んだ窯業系サイディングでは、まずシーラーで下地の吸い込みを防ぎ、その後プライマーで密着性を高めることで、より強固で長持ちする塗装仕上げが可能になります。

2. 下塗り材を間違えるとどうなる? 施工不良のリスク

下塗り材は、上から塗る塗料をしっかりと定着させるための接着剤のような役割を持っています。そのため、下地と下塗り材の相性を無視してしまうと、深刻な施工不良につながる可能性があります。

 

最も多いのは、塗装が下地から剥がれてしまう「密着不良」です。


特に、ツルツルした金属面にプライマーを塗らずに上塗りしてしまったり、劣化が進んだ外壁にシーラーを塗らずに上塗りしてしまったりすると、数年で塗膜が剥がれ落ちるケースがあります。

 

密着が不十分だと、塗膜が本来持っている耐久性や防水性が低下し、本来10〜15年は持つはずの塗料が、5〜6年で色あせやひび割れを起こす「早期劣化」を招きます。

 

また、吸い込みが激しい下地にシーラーを塗らなければ、上塗り塗料が均一に定着せず、色ムラが発生することもあります。

3. 見積書で確認すべき “下塗り材” のポイント

見積書を受け取ったら、必ずチェックしたいのが「下塗り材」の項目です。この部分をしっかり確認することで、適正な施工が提案されているかを見極めることができます。

 

記載内容を具体的にチェック

まず、見積書に「下塗り材」の記載があるか確認しましょう。重要なのは“どの下塗り材を使うのか”まで詳しく書かれているかです。

 

もし「下塗り一式」「下地処理一式」といった曖昧な表記しかない場合は要注意です。材料名や塗布回数が不明確だと、手抜き工事につながる恐れがあります。

 

正しい施工を行なう会社であれば、下地の状態に合わせてプライマーとシーラーを使い分けます。そのため、見積書にも「シーラー」または「プライマー」といった具体的な名称が記載されているはずです。さらに、使用する材料のメーカー名や商品名が明記されているかも確認してください。これにより、使用される材料が特定でき、手抜き防止につながります。

 

見積書に記載された下塗り材の種類や、その使用理由が建物の状態に適しているかも、必ず確認しておきましょう。

 

疑問点は遠慮なく質問を

もし見積書を見て疑問に感じることがあれば、遠慮なく質問してください。

 

信頼できる会社であれば、建物の診断結果に基づいて、明確に説明してくれるはずです。もし質問に対して曖昧な返答しか得られない場合は、注意が必要です。見積書だけでは判断が難しい場合は、使用する材料のパンフレットや施工仕様書をもらえるか尋ねてみるのも良い方法です。

 

適切な下塗りは、外壁塗装の品質を大きく左右する大切な工程です。納得した上で契約を進めましょう。

4. よくある質問Q&A

ここからは、お客様からよくいただく、プライマーとシーラーに関する素朴な疑問にお答えします。

 

Q1 価格はプライマーとシーラー、どちらが高いですか?

一概には言えませんが、多くの場合、プライマーの方が高価な傾向にあります。
プライマーは特殊な下地への密着性を高めるために、より強力な成分が含まれていることが多いためです。ただし、建物の下地や劣化の状態によっても必要な量が異なるため、全体の費用はケースバイケースです。

Q2 どっちを使っても、仕上がりに大差はないのでは?

いいえ、それは大きな間違いです。
下地の種類や状態に合っていない下塗り材を使うと、たとえ見た目がきれいに仕上がったとしても、数年で剥がれやひび割れなどの不具合が発生するリスクが高まります

Q3 下塗り材を省略するとどうなりますか?

下塗り材を省略すると、塗料が下地に密着せず、数年で剥がれや色ムラなどの不具合が出る可能性があります。見積書に『下塗り材』の記載がない場合は注意が必要です。
下塗りは、完成後には「見えなくなる部分」だからこそ、その選択が塗装の寿命を大きく左右します

 

当店では、診断に基づいて最適な下塗り材を選定しています。

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5. 適切な下塗りをしてくれる信頼できる会社とは?

外壁塗装の品質は、下塗りで決まると言っても過言ではありません。


では、お住まいの状況に合わせた適切な下塗りをしてくれる信頼できる会社をどう見分ければいいのでしょうか。

 

診断から提案まで丁寧な説明があるか

信頼できる会社は、建物を丁寧に診断します。外壁の素材、築年数、劣化の状態などを細かくチェックし、その結果に基づいて、お住まいの状態に最適な下塗り材を提案してくれるでしょう。

 

また、塗料のグレードだけでなく「下地との相性」まで含めて説明してくれるかどうかも重要なポイントです。「なぜこの下塗り材を使うのか」という質問に対し、専門用語を使わずわかりやすい言葉で、明確な理由を語ってくれる会社を選びましょう。

当店では、有資格者による詳細な建物診断を実施しています。


施工の透明性と保証体制が整っているか

下塗り材は上塗りすると見えなくなってしまうため、手抜き工事の温床になりがちです。信頼できる会社は、工事後の報告書で下塗りの工程写真を提示してくれるなど、施工の透明性を確保しています。

 

さらに、施工に自信がある会社であれば、メーカー保証や自社独自の保証体制を整えている場合があります。保証は、万が一の不具合が起きた際の安心につながります。

当店では、塗料メーカーと連名の「W工事保証」をご用意しています。

6. 信頼できる会社に相談して、適切な下塗り材を選ぼう

「プライマー」と「シーラー」はどちらも下塗り材ですが、その役割は大きく異なります。


下地の状態に合わせて適切な下塗り材を選ばなければ、数年後に剥がれやひび割れなどの施工不良につながる可能性があります。また、見積書を確認する際は、「下塗り材一式」といった曖昧な表記ではなく、具体的な材料名や使用理由が明記されているかをチェックすることも大切です。

 

「プライマーとシーラーの違いはわかったけれど、結局どこに頼めばいいの?」


そう思われた方は、ぜひプロタイムズ浜松東店・株式会社セントラル・ペイントにご相談ください。

当店では、以下の点を大切にしています。

建物の状態を徹底的に診断し、最適な下塗り材を選定
メーカー基準に則った高品質な施工
保証とアフターサービスによる安心のサポート

外壁のことで少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

専門家が丁寧に診断し、ご不安を解消いたします。

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